お寺 の未来を語る、タダのお寺息子のボクがこれからやっていくこと。

お寺 のことを発信し続けて約1年。

#お寺をアップデート と銘打って、お寺息子だってだけで、お寺の未来についてすこぶる語ってきました。

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普通に考えて、どうしてそこまで動けるのかわからないけど、発信し続けました。

改めて、原動力はひとつです。

「お寺は、幸せのインフラになれる」と信じ続けていることです。

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だから、ここで、一度ボクがここまで発信してきたこととともに、これからやっていくことをしっかり描きます。

0、総論

ボクがこれからやっていきたいのは、まずはお寺の「関わりしろ」を増やしていくことです。

もしかしたらいろんなお寺さんがやっているかもしれないけども、やっていないところも、そもそもそんな情報もつかんでいないところもあるかと思います。

そういう場所に届かせたい。

 お寺 のかかわりを増やす

今まではなかった「老い」「死」以外の部分のかかわりを広くしていく。

僕がやっていきたいことの一番大きなものはそれです。

これから書く3つのことは、その大きな「お寺と人のかかわりを広くしていく」ことの、ボクがやりたいパーツです。

いろいろな方法があります。カレー広めるでもいい、大道芸をフックにしてもいい、すこぶる仏教論を説くでもいい。

それぞれの長所を伸展して、行けばいいと思いますが、僕は下記の3つのことをやっていきたいし、得意な自信があります。

1、お寺を社会活動の中心に

2、お寺 を地域の人をつなぐ場所に

3、 お寺 から幸せを発信できるように

では、詳しく見ていきましょう。

1、お寺を社会活動の中心地に

お寺を社会活動の中心に

僕が目指すお寺像のひとつに、「お寺は社会活動の中心になる」ということを掲げています。

お寺は、大昔から、「社会活動」、またの名を「社会貢献活動」を事業の一部として実施していました。

有名なものであれば、行基の社会事業としての普請事業。これは、民衆を率いて、土木事業を成し遂げていたという最たる例の一つです。

では、現代ではどのような社会貢献活動が考えられるか。

それは、すでに事例があります。例えばお寺×NPOの事業。NPO法人アクセス21という海外協力NPOがあります。こちらは、長野の神宮寺というお寺さんの住職が理事をやっています。

事業内容としては、作務衣の製造・販売を通して、タイのエイズ感染者を救済する活動に貢献するというものです。

作務衣自体はお寺のものですが、こういった社会活動を率先して進めていく場所としてお寺はひとつ場所となるのではないでしょうか。

加えて、日経ビジネスにこんな記事が。

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もっと生きている人たちを助けよ

さて、これからはどうか。私はお寺の僧侶たちは今よりももっと大きな社会的な役割が果た
せると思う。たとえば奈良、薬師寺の僧たちは東日本大震災の後、東北の村を廻り、遺族た
ちを励ます活動を続けた。各地の檀家寺も、法要だけでなく生きる人を救済する、本来の仏
教の姿を追求してほしい。

あえて問題提起をしたい。日本では年間約3万人弱が自殺するが、その責任の一端はお寺
にもあるのではないか。僧侶は仏壇や墓に向かい死者を弔う。それはもちろん十分に尊いこ
とであり、遺族の心を癒す。そして世の中に欠かせない大事な役割でもあるが、それだけでよ
いのか。本当は、悩み苦しみ自殺を考える人々にも向きあうべきではないか。
もちろん精神科医やカウンセラーがいる。しかし、寺は全国各地にあって僧侶は生活に身近
である。何らかの役割が果たせるのではないか。

ここにもあるように、ボクが思う、お寺の救うべきものは「お亡くなりになられた方」に限らず、「生きている人」も含めるべきでしょうと。

生きる人の苦悩に付き合う。生きる人の苦しみを救う。

現代では、いろんな選択肢があるのに、それを知らずに、苦しんでいる人もいます。逆に選択肢が多すぎて苦しんでいる人もいます。

お寺を社会活動の中心にするために、ボクは、お寺の社会活動を支援することをやっていきます。

具体的には、お寺の社会活動にお金や人を集めるファンドレイジングやコーディネートの実施、マーケティングの支援、加えてNPOとお寺の連携を進めていきたいと考えています。

特に、お寺とNPOの連携について、詳しくは別の記事で書きますが、お寺さんが「こういうことやってみたいんですよー!でもね・・・」の「・・・」の部分は、NPOに、お寺に入っていただくことである程度解決できると考えられます。

例えば、「社会教育のために、仏教のことを教えたいけど…子どもの集め方とか教え方とかわからない!」というときは、教育系のNPOさんにお手伝いいただく。場所は貸すので・・・で全然OKです。

まずはやれることからやっていきましょう。

2、お寺 を地域の人をつなぐ場所に

お寺を地域をつなぐ場所に

お寺を地域の中心に。」昔からそうだわい!と怒られそうですが。

ここでの「地域の中心」を具体的に定義すると、「お寺に行けばその地域の人だれかかしらに会って、その地域とつながることができる」ことです。

この場合の「仲間」は、ワンピース的なガチの仲間ではありませんw

その地域と繋がれるハブとして、お寺を機能させたいのです。

そのことのメリットは、なによりリアルのつながりがある、という安心感です。それは幸福感にもつながっています。

学術的にも論文が存在していて、例えば宗教儀式であるミサや講中に参加することにより、宗教生活の規則性や集団性、そして人間関係への信頼や感情的やりとりが行われ、養われる、とことや、ボランティア活動などの利他的行為によって、人の主観的な幸福感を高める効果があることが統計的に明らかにされています。

(「宗教は人をどのくらい幸せにするのか? ―日本人の幸福感と宗教―」2017年櫻井義秀氏)

つながるきっかけは、昔ならば講中でしたが、現代でいきなり講中に参加するのはハードルが高いのではないでしょうか?

そこで注目したいのは「寺GO飯」。

お寺にお坊さんはもちろん、地域の大学生、お子様、保護者を集めて、みんなでお寺で学んで、ご飯を囲って、最後は遊んで帰る、そんな場を提供しています。

注目ポイントは、「様々な職業の人が集まって作り上げる」です。

理念として置いているものが、お寺からの一方的なコンテンツ提供ではなく、地域のいろんな人が「共働」、いや「共勤(仏門修行のお勤め)」をするということを軸に置いています。

つまり、地域のお寺であるために、地域のいろんな人が活躍する席がある、楽しめる場所がある、そしていろんな人と一緒に一種修行する、という運営の仕方をしています。

イベントでつながりを作ると、それ以外の場所でも会う機会を作るかもしれないし、もしかしたら助け合いが生まれるかもしれない。

お寺に行けばその地域の人だれかかしらに会って、その地域とつながることができる」という状態を作ることで、地域のセーフティネットとしての機能も育つのではないでしょうか。

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3、お寺から幸せになるコツを発信できるように

お寺から幸せを発信できるように

ボクは、「お寺はメディアたれ」と思っています。

仏教メディア」としてのお寺。その「仏教メディアの運営者」が僧侶。

お寺という仏教を語るべきところで仏教を語り、仏教を広め、社会に仏教の考えで挑んでいく。

もちろん、仏教を広める方法は選びません。ボクが敬愛するカレー坊主さんのように、カレー広めることを通じて、仏教を広める人というのもいます。


人気ロックバンドバンプオブチキンの曲は仏教なんだよすげえんだよって話で広める人もいます。


お坊さんも多様化して、発信の仕方もいろいろあるな、広め方もいろいろだな、と思います。

だから、この多様化は喜ばれるべきですし、それが仏教で社会をよくするお寺の役割としても正しい方向性だと考えます。

むしろ、お坊さんのアップデートは必須なのではとも思います。それも、危機感をもって。


こうやって、幸せを作る、「幸せのインフラにお寺はなる」と信じて、手伝いたい、そんな思いでこれから動いていきます。

実際にどうするかの行動計画

実際、ここまでやっていきたいことが明確なので、それじゃどういう計画で進めるの?ということもここに書いておきます。

今年中

・いろんなお寺の事例を集める

・お寺の社会活動を支援するために必要な知識や考え方を身につける(ファンドレイジングなど)

・自分の夢を一緒に歩む仲間・パートナーを探す

・引き続き、ブログとツイッターでお寺を広める、アップデートする動きを応援する

1年後までに

・実際にお寺でいろんな活動を始める

・お寺の社会活動を作っていくアクティビティメイカーとなる

・ブログとツイッターでお寺を広める、アップデートする動きを実践する

以上、こんな感じで動きます!

今こんなことばっかり話しているのでよくわからない人かもしれませんが、発信しているのは本気ですので、ぜひツイッターだけでもフォローしてください!

しまさんのツイッターはこちらから。

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