【人生100年時代】のびのび生きることを考えよう
もくじ
のびのび生きること
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のびのび生きれない世の中
一昔前、こんな標語があったの、覚えてる方はいますか?
せまい日本 そんなに急いでどこへ行く
これは、交通標語だそうですが(いまググって初めて知りました笑)、いろんな人が生き急いでいる気がします。というか、自分もそうです。
時代がそうだから、というのもあります。新幹線はより早く、料理は時短で、勉強はコスパで…時流というのが大きいのですが、「ムダは徹底排除しようぜ!」みたいな感じですね。
人生も早まわしされがちですが、一方で平均寿命はこれからも延びるでしょう。厚労省の『高校生が知っておくべき将来の話』という記事によれば、100歳以上の高齢者は30年前(1980年代)から約50倍に増えているそうです。また、65歳まで生きた女性の2人に1人は平均寿命が89歳というデータもあります。将来的に医療技術は、再生医療や放射線治療が一般化されていけばぐんぐん寿命が延びていくでしょう。
つまり、人生が早回しで進むのに、寿命がめちゃくちゃ長くなる、人生のいうなれば「余り時間」がものすごく伸びる可能性があるわけです。のびのびする時間が圧倒的に増えるのです。
加えて、その「急いでいる」が可視化されやすくなりました。Twitter、Facebook、Instagramと、多様な人とつながるチャンスは、逆に「自分は遅れている」「自分は消耗している」という、不思議な不安感をおこすきっかけを生みやすくもあります。
私もその1人で、結構Twitterを見ている(ようするにツイ廃ですね)と、「20~30代は資産運用しないと将来のお金が危ない」「これからの時代は勉強し続ける人が生き残る」「炎上できない奴は燃えないゴミ」のように、(多少煽りたいというのはあるにせよ)まるでそうではない人がダメになるかのような感じです。
確かに、この人たちが言っていることは正論ですし、私も理解できるのですが、すごく白黒の2分法的思考でなんか苦手です笑
そのせいで私も移り気味ですねw
炎上しない奴は燃えないゴミだ!
「ブランド人になれ!」
7月頭発売だ! pic.twitter.com/8hmnr9NEgd— minowa2.0/箕輪厚介 (@minowanowa) 2018年6月3日
しかも、そういう言論を持っている方が、たくさんのフォロワーを持っていて、(たとえウェブ上であれども)強い立場の人たちのことが多いので、ウェブ上の”普通の人”は「すげー!」となっても、いわゆる私のようなサラリーマン(または普通の人)にとっては「つまりサラリーマンは死ねと?」という感じ方になるわけです(極端ですね)
そのくせ、のびのび生きていることが可視化されることは少ないのかもしれません。
でも、それは人生を早回ししている人にすぎない、そういうコミュニティが存在するということを改めて認識する必要があるのかもしれません。加えて、「自分を認めること」を忘れてしまうと、「あ、私ダメなんだ」となってしまうのです。
のびのび生きる理由
どうしても人生は早回しにされる一方で、人生は長くなる。
可処分時間が増えるということが必ずしも幸せではないというのは、「老後崩壊」や、映画にもなりましたが「定年クライシス」という言葉にも代表されるようになりました。
そうでなくても、ツイッターには「私には無理…」という言葉がいろんなところに転がっています。
では、僕はなぜのびのび生きようって言うか。
それは、「自分の人生を生きないと、生きることがつまらない時代が来た」からです。
公益性の話にも書きましたが、1人1人が生きる意味を求めて生きるようになりました。
でも、そんなの「誰でもできるわけではない」ことも考えられるべきなのです。
なので、
と提案したいのです。
意味を探すのでさえ、早く早くと焦らされるわけです。もう見つけている人たちをSNSなどで見ているから。
でも、それは違って、自分の「好き」を大切にしていれば、いつの間にか生きる意味というのは見つかるのです。それが偶然早かっただけです。
しかも、焦ってそういうことをする人は、無茶をしているので続かないのです。私がブログを続けていられるのは「のびのびやっている」からです。
だから、のびのびとやりましょう。必要必然とは言いますから。いつの間にかできてるものですよ。
のびのび生きよう
では、どうすべきなのでしょうか?そのヒントを2つ提示します。
自分を認めよう
こちらは、いろんな方が書籍でも書いてらっしゃることなのですが、特に私が紹介したいのは、細川貂々さんと水島広子さんが書いた、『それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門』にある内容を参考に考えたいと思います。
しまさんは、自分を認めるということがかなり苦手です。寺のことを語っていても、「いや、これ響かんて…」とか「がんばったけどまあこんなもんやな…」とがんばったことまで否定してました。のびのび書いていきますと宣言しておきながら結構気にするんですよね笑
この中に書いてあったことに、「ネガティブ=ダメという評価を下さない」「自分を認めてあげる」ことが書いてあったのを読んで、救われた気がしました。実際、周りの認めてくれる人にさえ気が付いてない自分がいたのです。
私のブログを読んで、こういってくれる人がいました。
こんにちは、先日フォローいただいたにょけんと申します。
寺息子あるあるの記事、拝読しました。
しまさんにとっての日常が、僕にとっては超非日常なので、面白くてスイスイ読んでしまいました…!笑
ちなみに、賽銭はお寺の収入になると思ってました。失礼しました…!笑こらからお願いします!
— にょけん@9月末退職SE (@nyoken_box) 2018年7月29日
ただ、あまり自分の中で認めてない自分がいて、それが苦しい原因だというのに、気が付いたのです。いや、「響いている人」いたじゃん。これを素直に受け止めようと。
あと、先日会社の同期と話していて、「この前、フラれたんだよね~」って話をしたら、「そうやって行動すること、いいじゃん!次いこ!」と言われたことがあります。
「いやこれ失敗したらまずいやつなんだよね…」と思っていましたし、実際失敗したせいで調子がすごく下がりました。でも、その「行動自体」を評価してくれる人がいるということ、それ自体はとても恵まれていること、それまで否定する必要はないし、認めてあげていいのかな、そう感じました。
だから、ひとつずつ、しまさんの「いままでダメだと思い込んでいた部分」を「それでいいんだよ」と自己評価できることは大事だなと思ったし、これからもやらなければと思いました。のびのびと生きるためにも。
「ネガティブな自分嫌い」「考えすぎる自分嫌い」「繊細なオトコなんて」というのを、「ネガティブでもいいじゃん、受け入れる人いるよ」「考える力高いんだよ、強みにしてこうぜ」「繊細だから、普通の人が気付かないところにも気づけていいよね、いつもありがとう」という認めるワードとともに受け入れていきたいです。
遠くのコミュニティは「あそこはあそこ」と考えよう
ネット金融で「これはすげえ!」とか言って起業して、市場の拡がりがあまりに早く天井を打って伸び悩み、びっくりしてる人の多くは、世の中の平均レベルを知らなさすぎるんだと思う。 https://t.co/qeklyLHyZx
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2018年7月27日
このツイートに全力納得している私がいます笑
いわゆるネットは、「あくまでネットを見ている40代くらいまでの、ちょっぴり上位以上」しか存在しえない場所です。私の父親は今年55になりますが、SNSはひとつも使っていません。むしろ、それが一般の感覚なのです。
なので、いろんなすごいものが可視化される現代において、「あそこはあそこ、ここはここ」という感覚を持つ必要が、昔以上に必要なのです。
ブロックチェーン?わからなくて当然です。ちょっと勉強してみっか!といって勉強してきたからそれで差がついた人が偶然いて、それがたまたまネットの世界の人に多かったので、そうなっただけです。
もちろん、新しいものを受け入れていくということは大事ですし、勉強も大事です。でも、それができていないからと落ち込むのはまた違うのです。偶然周りが速いだけなのです。
だから、のびのびと、自分のペースを、というのをこれから意識すべきなのです。
コミュニティ大量発生社会だからでこそ、自分にあう選択肢を探せる軸と優先順位を持つべきなのです。
だから、のびのびと。
さて、いろいろ書きましたが、要点は3つです。
- いろんなものが見ることが可能になったが、それは「すごい人」を可視化し、まるでそういう人しかいないように見えるように
- のびのびと生きるのは、「自分の好き」を本当に見つけるため
- のびのび生きるには、「自分を認めること」「遠いところは自分とは別であることを認識すること」
改めて、この社会でのびのびと生きよう、という気づきが見えれば幸いです。
私のやりたいことについてまとめたものもついでに見ていってくださいね!
1995年神奈川県川崎市のお寺生まれ。中高は全寮制男子校に6年間通い、その後横浜国立大学経営学部にて「宗教法人の情報開示 ~公益性の観点から~」をテーマに、ソーシャルセクターの中の宗教法人の情報開示を、公益性・社会性の観点から評価し、開示する方法を研究。その後はコンサルティング会社で働きつつ、「#お寺をアップデート」を合言葉に、お寺をソーシャルグッドな存在にするための方法や、お寺のこれからのカタチを発信している。また、実際にお寺の現場に訪問し、お寺のアップデートを実際に手伝うことも。詳しいプロフィールはこちら>>
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