#寄付納め をしよう―僕の寄付ポートフォリオ―
こんにちは、月10000円はNPOに寄付している24歳、しまさんです。
12月は【寄付月間】と、毎年恒例の時期なのだそうです。実は僕がソーシャルなことにかかわるようになったのは今年からなので、今年が初めての寄付月間です。
もくじ
寄付月間とは?
寄付月間2019 -Giving December-寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。この寄付月間は、特定の団体への寄付をお願いするものではありません。一人ひとりがこの機会に寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけにしたいと考えています。
寄付月間2019より
たしかに、12月は寄付の呼びかけが増えます。今までも「NHK歳末たすけあい」を知っていましたし、寄付控除を受けられるのも年内の寄付なので駆け込み寄付があるのかな、程度に思っていましたが、注力期間があるんですね。寄付のことを改めて考える、そんな時期なのでもあるんですね。
actcoinという「愛と勇気の可視化」ツール
さて、この記事をご覧の皆さんは「actcoin」をご存知でしょうか。
「#寄付納め」寄付月間認定企画|個人の社会貢献活動を可視化するオンラインサービス actcoin「寄付納めかあ~2万円使って10団体に寄付しますかね~」と衝動的に寄付したくなりました(だいぶずれた承認欲求)。でも寄付だけでは面白くないので、その寄付先を全部公開して、それぞれ紹介したいと思います!
クリスマス・イブなので、プレゼントに僕の寄付先のポートフォリオを、ご覧いただければと思います!(笑)
そして、もし、もしも、興味を持ってもらって、寄付していただける方がいるのであればそれはとてもうれしいです。一緒に、社会を良くしていきたいですね。
めずらしく、准認定ファンドレイザーとして、社会を良くしていく仲間たちを紹介させていただきたいと思ったので、この記事を書きました!
お寺×NPOもどこかでしてみたい、そんな思いもあります。
※順番は順不同です。順序については興味関心の強弱とは無関係です。
①特定非営利活動法人 京都自死・自殺相談センター
名前の通り、京都で「死にたい」気持ちを持った人の居場所づくりや傾聴ボランティアの育成などに取り組まれている団体です。ちなみに代表の竹本さんは京都のお寺のお坊さんで、今年話題になった「おてらのでんき」のTERA Energyの代表でもあります。
おてらのでんき | 「おてらのでんき」は社会貢献するお寺をエネルギー事業によりサポートします。お寺は本来「苦悩と向き合う場」「己と向き合う場」として機能していることから考えると、この「死にたい気持ち」という「苦悩」と向き合う場を作っていく姿勢は見習いたいです。なので、今回寄付先に選ばさせていただきました。
寄付はこちらから↓
NPO法人 京都自死・自殺相談センターSottoの団体情報|Syncable②NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション
実は私は、元野球部(中学~大学)でした。なので、今回ひとつだけでもスポーツ関係を入れておきたいな~、と探していたら「!」となるものが。
ウェブサイトの最初にドドンと。
「野球で、人を救おう。」
とはいえ、じゃあ何をしているんだろう?と思ったので調べてみると、事業としてはプロ野球選手やOBの慈善活動の支援をされているそうです。例えば「ホームラン1本につき〇〇円を△△に寄付」みたいなアレですね。
事例としては福岡ソフトバンクホークスの千賀選手(日本代表でもあります)の「オレンジリボン運動」があります。
活動内容 – 野球で人を救おう|BLFというわけで、同じ野球プレイヤーとして寄付しています。
寄付ページはこちらから↓
NPO法人 ベースボール・レジェンド・ファウンデーションの団体情報|Syncable③社会福祉法人宝安寺社会事業部
TOP | 社会福祉法人 宝安寺社会事業部今回のポートフォリオ唯一の【社会福祉法人】なのですが、経営母体が「宝安寺」という小田原の曹洞宗寺院である点が個人的に響きました。私の母の実家が西湘地域にあるお寺なので、その地域を支えている社会福祉法人として、寄付をすることに決めました。
主要な事業は保育、就労支援、学童、地域カフェなど多様です。幅広く地域の支えとなり、支えられつつ育ってきたのだな、と思います。
母の実家が近い、寺院の事業団であったこともそうなのですが、事業スタートが1900年(!)と、なんと120年も形を変えながらも続いている社会事業団体ということに衝撃でした。こういう地域の老舗を守りたいものです。
寄付はこちらから↓
法人について-ご寄附のお願い | 社会福祉法人 宝安寺社会事業部④認定NPO法人 テラ・ルネッサンス
認定NPO法人テラ・ルネッサンス(平和教育・地雷・小型武器・子ども兵)12月23日(つまり昨日)、私が所属するやさしい未来ラボの定例会に創設者の鬼丸さんにお話しいただきました。
僕自身、国際協力NGOがどんなこと考えて、どうしてその事業をやっているのかを全然興味を持っていなかったので聞きに行ってみたのですが、改めて日本の問題も浮き彫りになっているんだな、と感じました。海外支援への興味が薄れた理由が、そもそも日本が大変だからそれどころではない。。。という逆説的にマズイ状態になっていることを把握しました。
さて、テラ・ルネッサンスさんは紛争地域の家族の自立支援、少年兵の支援などを包括的に実施している団体です。ただ、この寄付はもはや「鬼丸さんへの寄付」に近いです。というくらいには面白い話が聞けました。
寄付はこちらから↓
認定NPO法人 テラ・ルネッサンスの団体情報|Syncable⑤認定NPO法人 あっちこっち
認定NPO法人 あっちこっち | 音楽・アートで笑顔を!こちらは、「音楽アウトリーチ活動」系のNPOさんです。介護施設などの外出が難しい方のところに出向いて「絆カフェ・コンサート」を開催したり、子ども向けの芸術に触れあうワークショップを開催したりと、精力的にアウトリーチ活動をしています。
そもそも、「音楽アウトリーチ活動」という存在を知ったのは、僕の友だちで、ピアノ演奏者としても活動している人が「アウトリーチにチャレンジしていきたい」という話を聞いたことがきっかけでした。どんな活動なんだろう、というのを調べてみたら見つかったのがこのNPOでした。
僕自身、小学校の頃にピアノ習っていたし、今も歌が大好きで、歌をテーマにしたnoteを書いちゃうくらいw
というワケで、僕もこういった「音楽アウトリーチ」に取り組む団体をサポートしていきたいなと思いました。
寄付はこちらから↓
認定NPO法人 あっちこっちの団体情報|Syncable⑥NPO法人 コモンビート
さきほどのあっちこっちさんは音楽アウトリーチでしたが、コモンビートさんは同じ音楽系NPOの中でも、「音楽を通した表現活動」、特に理念にもある「個性が響き合う社会へ」という考え方をもとに、オリジナルミュージカルの公演・プログラム提供などで社会貢献活動をしている団体です。
この団体を知ったのは、僕の大学時代の友だちが実際にプログラムに参加していて、誘われて、ミュージカルをわざわざ名古屋に見に行ったときでした。(ちなみにその人は岐阜在住です。別の用事作っていきましたw)
ミュージカルを通して、僕は、「多様性社会」を作りたいし、どんな人もしっかり受け止められる社会になってほしい、そう改めて感じました。感想文を速攻で書き上げるくらいには感激していました。
だから、改めてここに寄付しようと思いました。もっといろんな人にこの思いが届いてほしい。もっといろんな人が気が付いてほしい。「個性が響き合う社会」を作りたい。
というわけで寄付はこちらから↓
⑦NPO法人 G-net
岐阜のホンキ系長期実践型インターンシップ(地場産業、伝統産業、まちおこし)と言えば!NPO法人G-net(ジーネット)こちらは、地域の仕事コーディネーター事業をメインとしているNPO法人です。
大学時代に、当時の代表秋元さんが大学に来て「ホンキ系インターン」「ミギウデ採用」など、地域の中小企業でめっちゃチャレンジできまっせ!という触れ込みをしていらっしゃったのをまだ記憶しています。もう5年前くらいでしたw
そんなG-netさん、僕自身が地方での仕事に興味を持った大学3年の頃に、ETICさんと同じくらい気になっていたけど、結局普通に就活してしまった自分がいまして。まさか社会人になってから改めて地域コーディネーターのコミュニティにお邪魔した時に触れあうことになるなんて。何かご縁がある気がします。
寄付ページはこちらから↓
G-net⑧NPO法人 アクションポート横浜
アクションポート横浜−まちにたくさんの主人公を!こちらは、僕が前いたオンラインサロン「NPO未来ラボ」の管理をやっていた方が所属している団体です。
横浜市の「地域参加創出」NPOと呼ぶべきでしょうか。いろんな地域活動へのコーディネートに限らず、最近であれば「横浜サンタプロジェクト」というイベントを開催しているなど、「まじめに遊ぶ団体」です。
僕はもともと大学が横浜で、住んでいるところも川崎なので、かなり活動が気になっています。お寺の地域参加とかってすごく参考になりそうなので、また話聞きに行きましょうかね…!
NPO法人 アクションポート横浜の団体情報|Syncable⑨NPO法人 トチギ環境未来基地
トチギ環境未来基地 | 自然とともに、自分らしく。若者・環境ボランティアこちらは、アクトコインの寄付先検索機能で見つけたNPOさんです。僕の中高時代にお世話になった栃木県に寄付したいと思い、一つ入れたいな~と思って最初に目に入った団体でした。
ちょっと「初めての方へ」ページを読んでみましたが、ビビッと来すぎてヤバイ。
NPO法人トチギ環境未来基地です。栃木県益子町に事務局を置く若者主体の環境保全の団体です。
https://www.tochigi-cc.org/hajimete/ より
「栃木県益子町」と「若者」が気になりすぎる。ちなみに5月のゴールデンウイークに3泊4日も過ごして年号越しまでしてしまった場所なので、すごく気になる。うん。
確かに、益子町は森がすごく、蛍がみられる地域があります。川もきれい。日本の森林の適正化にまずは栃木からチャレンジしているのはさすがだと思いました。
そして何より、若者のチャレンジを受け入れていること。最近林業が話題ですが、若者がどんどん社会を良くするための、環境を変えていくためのチャレンジに入っていくのが良いなと思いました。応援!
寄付ページはこちらから(バリエーション多い!)
トチギ環境未来基地 | 自然とともに、自分らしく。若者・環境ボランティア⑩特定非営利活動法人 川崎市民石けんプラント
きなりっこさて、大トリを飾るのは、やはり地元川崎のNPO。
川崎市は、京浜工業地帯の中心地のひとつですが、工場排水の問題とか住民の環境意識が低いとかいろいろと環境面でアカン町でした。今でこそだいぶましになりましたが、夏になると頻繁に光化学スモッグ注意報が鳴ります。うーむ。
そんな中で、環境活動NPOをされているところがある。「せっけんプラント」?
私たちの身近にある多摩川もかつては合成洗剤のダメージで川は泡立ち、風に吹かれて泡が飛び交う光景が見られ、環境への負荷が心配されていました。1980年には神奈川県下で合成洗剤追放の署名運動が起こり、直接請求を行いましたが、議会では合成洗剤と石けんの違いすら、理解してもらえず否決されてしまいました。
ウェブサイトより
多摩川はいまでこそ〇急さんのおかげで「アユが泳ぐ川」ですが、大昔はこんなことが起きていたのです。(ちなみにその後は外来魚の住みかとして、アマゾン川をもじって「タマゾン川」と呼ばれた時代もありました)
そこで、環境問題の取り組みを実施した内容が画期的で、「処分に困るものを再利用しちゃおうぜ、市民の力で」と活動が始まったそうです。
川崎市民を中心に、流せば環境に負荷を与えるという厄介者の使用済みの食用油を有効利用して石けんにリサイクルし、石けんを使う暮らしを広めることで、未来の子どもたちにより良い環境を残したいと立ち上がったのです。
ウェブサイトより
地元民として、住環境が悪くなるのは死活問題なので、じゃあ寄付してみよっかなと思いました。ついでに言うと、こんな課題があってこんな活動しています、のスキームがシンプルで好きです。
結局寄付する意味って?
最後にはなりましたが、ここまでいろんな団体を紹介してきましたが、寄付月間の目的、覚えてますか?
一人ひとりがこの機会に寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけにしたいと考えています。
寄付月間2019より
そう、それぞれ各々で寄付について考えてみるという目的がありました。
僕自身、寄付する意味は「その社会課題解決に向けたパワーを与えること、そしてその活動に参加してみること」だと思っています。人によって定義は違うと思います。
ちなみに、テラ・ルネッサンスの鬼丸さんはこんなことを言っていました。
寄付を呼び掛けるということは「シチズンシップ教育」である=寄付集めないのはNPOではない
定例会より
そう、つまるところ、市民参加のための団体に市民が参加しないのおかしくない?という話なわけです。
お寺にも市民参加の波がどこかで来る、檀家以外の人も参加が増えることがあるんじゃないかなと思います。
だから、次の2020年に向けて、「市民参加」の形の一つとして、しっかり寄付を広めていきたいな、そんなことを考える良い機会になりました。利用することばかり考えていると、気づかないことがたくさんあっていいですね。
1995年神奈川県川崎市のお寺生まれ。中高は全寮制男子校に6年間通い、その後横浜国立大学経営学部にて「宗教法人の情報開示 ~公益性の観点から~」をテーマに、ソーシャルセクターの中の宗教法人の情報開示を、公益性・社会性の観点から評価し、開示する方法を研究。その後はコンサルティング会社で働きつつ、「#お寺をアップデート」を合言葉に、お寺をソーシャルグッドな存在にするための方法や、お寺のこれからのカタチを発信している。また、実際にお寺の現場に訪問し、お寺のアップデートを実際に手伝うことも。詳しいプロフィールはこちら>>
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